食いしん坊の食レポ・おすすめのレストラン♪

韓国産まれ育ち、都内在住、都内勤務。 日本在住10年目のフードアナリスト、タベアルキスト。 趣味はレストラン、スイーツなどの食べ歩き、ミュージカル観劇、乗馬、セルフジェルネイル♪ 大のアイス好き、甘党です♡ 都内を中心にイタリアン・フレンチ・和食・トルコ・スペイン・ベトナム・タイ料理など、美味しいとこなら、どこでもなんでも好き♪ 食べ歩きを中心に韓国レストラン情報、日常の色々なことを書いて行きます♪

【西早稲田/イタリアン】アブルッツォがここに「トラットリアダイパエサーニ(Trattoria Dai Paesani)」

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西早稲田という多少意外なところに位置しているこちらの店「トラットリアダイパエサーニ(Trattoria Dai Paesani)」は、日本はもちろん、本場イタリアの大都市ですらなかなか見当たらないというアブルッツォ料理専門店。実は日本で唯一本場そのものの料理がいただける貴重なお店です。

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サラミ職人であるオーナージュゼッペ・サバティーノ(GIUSEPPE SABATINO)氏と元在日イタリア大使館総料理長出身のシェフダヴィデ・ファビアーノ(DAVIDE FABIANO)氏が生まれ育った故郷に愛情と敬意をささげるとともに、味を守り続け日本に本場の伝えるために始めたというレストランです。


世界で数人のみという唐辛子入りのサラミのヴェントリチーナ(Ventricina)の職人であるオーナーが腸詰めから全て手作りで作るこちらの自家製サラミは、他では味わえない特別なもの。お店の入り口のところにあるサラミ専用の熟成庫から、本場の味や強いこだわりが伝わります。

野菜はアブルッツォ州に根付くスローフード精神を大切にし、千葉県佐倉市の自家農園から栽培した役50種類の無農薬野菜を使用しています。

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温かく陽気な雰囲気の店内はアブルッツォの州旗はもちろん、各種冊子や地図、写真が飾ってあり、まるでアブルッツォそのもの。


・自家製アブルッツォサラミの盛り合わせ

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ヴェントリチーナ、コッパ、チンギアーレなどのサラミの盛り合わせ。全てオーナージュゼッペ氏の手作り。お店で熟成して手動スライサーで美味しく切った、ここでしか味わえない貴重な一皿。

柔らかい食感で、肉の旨みを邪魔しない塩加減。どれも熟成度がちょうどいい具合で、特にヴェントリチーナはピリ辛のスパイスとハーブの味わいとのバランスが素晴らしく、風味が良い深い味わいです。付け添えのカリフラワーのピクルスはもちろん自家農園栽培のもの。

 

・フォカッチャ

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・3種のチーズと卵のトマトソース煮込みf:id:eunsil:20190806232955j:image

 

・キジソースのモンテプルチアーノを練りこんだキタッラ

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いただいたパスタはアブルッツォ州の代表的なパスタの「マケローニ・アッラ・キタッラ」。

伝統的には仔羊の煮込みのソースで食べることが多いですが、今回はパスタの生地にアブルッツォ州の代表的な赤ワインのモンテプルチアーノを練りこんで、それを雉のソースでいただきます。お皿には赤ワインのソースや唐辛子をデコレーション。もちもちで弾力のある麺の食感と濃厚な雉ソース。それに赤ワインのモンテプルチアーノ・ダブルッツォを一緒にいただくと最高のアッヴィナメント(Abbinamento=マリアージュのこと)誕生。


・仔羊のアロスティチーニ

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出たー!羊が多い州だけに、羊の料理は欠かせない。確認をしたら流石にこの仔羊はアブルッツォ州のものではなかったです(笑)

向こうでは日本の焼き鳥のような感覚で食べている仔羊の「アロスティチーニ」。塩胡椒のシンプルな味付けは素材が引き立ち、素朴で懐かしい味。イタリア人はここでアブルッツォを感じるのでしょう。


地元愛や感受性が溢れるオリジナルドルチェがおもしろい

リアルな郷土料理が続く中頼んだドルチェ。どれもお店のオリジナリティーが溢れる上に、前のお料理とのギャップが凄すぎておもしろい。


・チャッチャコーラの巣

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なんか急にメルヘンな感じがきました。チャッチャコーラとはアブルッツォの鳥の名前。その鳥の巣に見立てたドルチェです。

卵のようなホワイトチョコを割ってみると中身も本物の卵みたいー!鳥の巣を表現した飴細工がとても華やかで急にキラキラ女子会気分(笑)。ほろ苦で飴細工も美味しい。最後にこのテンション、とても望ましい流れです(笑)。


・マイェッラ

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お店の看板メニューでもあるこちらは、標高3000mに近いマイエッラ(Maiella)の雪山を表現したオリジナリティー溢れるドルチェ。

白い球体の下には濃厚なチョコレートのソースで、出てきた瞬間からその香りに圧倒されました。ヨーロッパによくあるとても甘そうな印象で一瞬大丈夫かな?と思ったけど、食べてみるとこれは驚きの美味しさ。球体は卵白と中には黄色いアイスクリーム。下のチョコレートソースは想像と違ってとてもビターで大人な味。このソースをまぶしながらいただくと、今までとは全く違う印象で新たな感動が味わえます。


イタリア人やプロの料理人たちが集うこの店。全ては理由がありました。ここが「アブルッツォ」なのです。

 


トラットリアダイパエサーニ

東京都新宿区西早稲田2-18-19

03-6457-3616

定休日:月曜日 

営業時間:

Lunch 11:30~15:00 (L.O. 14:30)

Dinner 18:00~23:00 (L.O. 22:30) 

            日曜日 18:00~22:30 (L.O. 22:00)

食べログ  https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13172879/

 

 

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